ジョンさんの場合

事業保険

(経営権)売買協定

ジョンさんについて:

起業家。二人の子供を持った、一家の稼ぎ頭。友人であるスティーブさんと組み、均等折半で専門技術系の会社を始めた。互いの家族同士も親しく、仕事外でも良き友人同士として親交がある。

ジョンさんに起こった事:

予測できる万が一の状況を見越して、将来の為、そして安心を得る為に、ジョンさんとスティーブさんは200万ドルの事業結果を出した後、100万ドルのTPD保険を設立しました。

ところが、ビジネスが軌道に乗ったまま走り続けていた数年後、ジョンさんは不意の心臓発作で亡くなってしまいました。結果、事業の半分の権利がジョンさんの妻の手に渡りましたが、テクノロジービジネスをどう運営していけばいいのか、彼女には全くその知識がありませんでした。

経営権売買協定のお陰で、ジョンさんの妻は、会社の半分の所有権と引き換えに、100万ドルの保険払いを受け取る事ができました。結果、スティーブさんが同社の全権利を所有することになり、質や運営上に何の障害も起きる事無く、事業を保持し続ける事が出来ました。

戦略結果:

ジョンさんの家族は、彼を失ったことに対してまだすっかり立ち直れてる訳ではありません。が、財政的に苦しむことは全くありませんでした。ジョンさんの妻は銀行で働き始め、保険金の一部を利用して株式相場に投資をしました。二人の子供達は学業に専念しています。スティーブさんは、というと、一人で企業を管理していく事は勿論大変ではありますが、企業を立ち上げたその年に、ジョンさんが全てのプロセスとシステムを適切に設定してくれていたお陰で、現在も滞り無く事業を運営することが出来ています。

ジョンさんの妻の言葉:

「ジョンの死をようやく乗り越え、今は家族の気持ちも落ち着いています。夫とスティーブさんが用意してくれていた経営権売買協定のお陰で、私たち家族の財政面は無傷のまま安全に保たれました。私たちが無事に生活できている様子を見ながら、夫が空の上でにっこりと微笑んでいるような気がします。」

スティーブさんの言葉:

「一人で事業を運営していくのは簡単なことじゃありませんが、知識や経験の無い相手と組むよりは楽かもしれません。ジョンの奥さんがビジネスに加わらなければならなかったとしたら、それは誰にとっても困難な事だったと思いますし、ビジネス面にもきっと色々な支障が起きた事でしょう。彼の家族とは、今でも深い親交が続いていることを大変嬉しく思っています。子供達がとても仲がいいんです。お金やビジネスの問題で友情が壊れてしまうなんて嫌ですからね。」