オーストラリアに於ける、メラノーマ(黒色腫)の危険性

オーストラリアに移住してきた初期のヨーロッパ人達は、自国と異なる様々な違いや出来事を乗り越えていくうちに、この、日に焼ける大地を深く愛するようになりました。ヨーロッパの気候とは大いに異なるこの土地で、強い日差しを浴び続ける生活になった彼らは、太陽の”美しさと恐怖”の両方を体感していくのでした。

オーストラリアに於ける白色人種の人口率は、世界中で最も高い皮膚癌、特にメラノーマ(=黒色腫)の発生率を生み出す結果へと繋がりました。メラノーマは一般的な皮膚癌の形態ではありませんが、最も致命的な病です。疾病に関する統計学を再現することで、その病による犠牲者や苦しみを純粋に伝えるのは通常難しい事なのですが、メラノーマに関しては、冷静かつ優れた書物が幾つか存在しています。以下に掲げた事項は、オーストラリアに於けるメラノーマに関する統計からのものです;

知っていましたか?
•オーストラリアにおける皮膚癌とメラノーマの発生率は世界一で、中でもクイーンズランド州は最も高い発生率を記録している。
•メラノーマは、全ての皮膚癌の内、わずか2.3%しか占めないが、皮膚癌による死亡率の75%がメラノーマが原因によるものである。2007年には、オーストラリア国内で新たなメラノーマの症例が1万342件も報告され、その内の1279人が死に至った。
•2003年から2007年の間、メラノーマは青年から若成人期の間で最も一般的に診断される癌であった。この年齢層の中で、全ての癌のうち、メラノーマは実に4分の1以上の割合を占めていた。
•2008年、オーストラリアでのメラノーマ発症率(10万人あたりにつき37件)は、世界の平均率(10万人あたり3件)より13倍も高いことが分かった。
•オーストラリアでは1年あたり、およそ200件のメラノーマ、及び3万4千件のメラノーマ以外の皮膚癌が、職業曝露によって引き起こされている、と推定されている。

メラノーマの為の保険
オーストラリアには、癌のように特定された病気だと診断され、支払いに関する様々な条件を満たしているとみなされた場合、最高補償額2百万ドルまでを一括払いしてくれる「トラウマ保険」を提供してくれる保険会社があります。トラウマ保険から出る補償金は、住宅ローンの完済や医療費の支払い、その他にも財政的なストレスからあなたを守り、回復に専念できる環境作りに多いに役立つことでしょう。

皮膚癌の請求を行う必要性がある場合、精神面で安心できるよう、メラノーマ定義に優れているポリシーを選ぶ事が大切になります。
個人に沿った保険の必要性について把握するためにも、ファイナンシャルプランナーに是非詳しくお問い合わせください。

 

1. Selected phrases from Dorothea Mackellar’s poem “My Country” 2. AIHW 2010. Cancer in Australia 2010: an overview. Cancer series no. 60. Cat. no. CAN 56. Canberra: AIHW www.aihw.gov.au/WorkArea/DownloadAsset.aspx?id=644247268 3. Australian Institute of Health and Welfare and Australasian Association of Cancer Registries (2004). AIHW cat. no. CAN 23. Canberra, Australian Institute of Health and Welfare. http://www.aihw.gov.au/publication-detail/?id=6442467673 4. AIHW 2010. Cancer in Australia 2010: an overview. Cancer series no. 60. Cat. no. CAN 56. Canberra: AIHW www.aihw.gov.au/WorkArea/DownloadAsset.aspx?id=644247268;
5. Australian Institute of Health and Welfare (AIHW). Cancer in adolescents and young adults in Australia. Cancer series no 62. Cat no CAN 59. Canberra: AIHW, 2011. 6. AIHW 2010. Cancer in Australia 2010: an overview. Cancer series no. 60. Cat. no. CAN 56. Canberra: AIHW www.aihw.gov.au/WorkArea/DownloadAsset.aspx?id=644247268; 7. Fritschi L, Driscoll T. Cancer due to occupation in Australia. Australian & New Zealand Journal of Public Health 2006; 30: 213–9.
8. Source AIA IRESS Risk Researcher – 12/12/12