貯蓄と投資について

時間が無い、難しいから気が乗らない、もしくは、どこから手をつけていいのか解らない・・・、そのような理由から、多くの人々がお金の管理作業を先延ばしにしているようです。実際は、特に長期戦で観た場合、早くとりかかればその分、より良い結果をもたらす管理法を始めることができるのです。

ここに書かれていることを理解すれば、考慮すべき要因やこれらが自分のファイナンスにどのような影響を与えるのかをおわかり頂けると思いますが、それだけでは十分ではありません。あなたの具体的なニーズに沿ったファイナンシャルプランを継続してみてくれるアドバイザーが必要です。

成功する投資家になることは難しいことではありませんが、その為に正しい基礎を得ることが重要なのです。では、一体どこから始めたら良いのでしょうか?

貯蓄と投資を考えなければいけないのは何故でしょう?

まず、短期戦として見れば、貯蓄という”セーフティネット”は、毎回の給料日を待ち望んで生活するようなストレスからあなたを解放してくれます。同様に、財政的に苦しい時期や予期せぬ出費が発生した時、カードやローン、または前払いのような割高なオプションに頼る事無く、自身の貯蓄に気楽にアクセスする事ができます。中期戦では、規則的な貯蓄計画は、後にファイナンスを申し込む際に重要になってくる財政的実績を確立させて、バケーションや新車の購入など、あなたの目標を達成させる糧になります。そして長期戦では、効率的な貯蓄と投資が退職時のスーパーを補完して、より大きな富を蓄えられるようになり、あなたの生活基準を向上させることでしょう。

目標を決めて取りかかりましょう
金銭面での目標をきちんと設定しなければ、何を成し遂げればいいのか解りませんよね。まずは、自分自身に尋ねてみてください ー あなたは、どんなことを達成したいと思っていますか? きちんとした結果を得る為にも、具体的かつ現実的な目標を立ててみてください。目標は現実的なもので、それなりの時間枠で出来るような内容にしてください。仮に、あなたが2年後に4万ドルの貯蓄を達成したい、という目標を掲げたとします。でも、実際の年収が2万ドルだとしたら、この目標は非現実的なものとなってしまいます。目標と時間枠を決めたら、次はそれを達成する為に正しい方向に進んでいけるよう、情報に基づいた選択にとりかかっていきます。

まずは貯蓄 ー 出費はその後で
出費を抑えようとして残金を貯めようと努力するより、給与期間が始まる時に、幾らかの金額を貯蓄分として最初に省いてから残りを使う、というやり方のほうが簡単で実行しやすいです。

給料からの直接控除、もしくは給料日の数日後に銀行口座から自動的に控除されるスタイルは、貯蓄から始める方法としては最も簡単なやり方の一つといえます。この方法なら、給料日ごとに幾ら使えるかがきちんと分かります。実際、多くの人がこの方法で住宅ローンの支払いを行っています。

予算計画
予算の計画は、個人のファイナンスを管理するために、特にキャッシュフローには大切なツールです。きちんとした計画の為には、あなたのすべての収入源と出費額を書き記すことが必要になってきます。

現実的でいることは大切です。仮に、稼いでいる金額よりも多く出費していると気づいたら、過去の出費項目を見直して、どのエリアでの消費をただちに減らす事ができるか、という見直しが出来ます。剰余金があった場合は、目標に向けた普通預金プランを作る事に利用できます。

予算計画は、ご自身の給料日に合わせて作成する事をお薦めします。コンピューターを使われるのであれば、スプレッドシートを利用して、変化がある度に更新をしながら予算設定を行っていくと良いでしょう。何に出費したかが不明な時は、銀行の預金残高と古いクレジットカードの詳細書をチェックしましょう。詳細を見て驚く事があるかもしれません。

口座の統合
複数の口座をまとめることは、手数料や費用を減らしてより早くゴールに到達するための助けになります。私たちの多くは、口座を複数持っていながら、それに対して深く考える機会があまりありません。一体私たちの中でどれだけの人が、二つ以上の銀行口座やクレジットカード、もしくは転職によって増えてしまったスーパーを持っているのでしょうか?

残高が少ない口座が幾つかあって、全ての状況を調べるのが難しいのなら、今がそれらをまとめて手数料や費用の支払いを減らすチャンスなのかもしれません。もしスーパーをまとめたければ、ファンドの多くが投資選択を提供しているので、管理費や運営費を抑えながら、一つのスーパー内で幅広くリスクを広げて活用することができます。

投資先
多くの人々にとって、貯蓄を始める為に、または投資の世界へ踏み出す為の最初の一歩として、高利付の口座やキャッシュ管理口座、もしくは通常利用する口座と分けて別の口座を持つことは、簡単で効果的な方法です。

その他の投資オプションをお考えの場合、以下にある4つの資産クラスから選ぶことができます:
•キャッシュ
•確定利子
•不動産
•国内、海外株

投資不動産の購入を介しての直接投資や、多様化と統合管理がされていて、多くのオプションにアクセス可能なマネージドファンドを利用した間接投資を、上記の資産の中で行う事が出来ます。どちらの方法をとっても、ファイナンシャルアドバイザーはあなたにふさわしい選択方向へと導いてくれる事でしょう。

投資収益
投資先に対して、私たちは見返りの収益を期待するものです。それは俗に投資の”インカム”や”伸び”と言われているものです。

インカムによる収益には、株式の受け取り配当金、利息、現金の受取り、固定金利の投資や定期預金、そして賃貸収入が含まれています。タックスリターンの際は課税所得として、これらを納税申告書内で明らかにする必要があります。

伸びからの収益は、シェアポートフォリオの価値の上昇と、プロパティの価値の増加を含んでいます。この収益の税金は普段支払う必要はありませんが、価値が上昇して所有地を売る事により、キャピタルゲインタックス(CGT)が課税されてきます。

インカムか伸びか、いずれかの収益を提供している投資を選ぶか、または両方を一定期間に提供する投資を選ぶか、自身が築いた目標に適した選択ができます。例えば大企業のシェアを挙げてみると、配当という形で通常のインカムを支払うのと同時に、時間の経過値からの増加による伸びを支払っている企業もあります。