ペンション(老齢年金)の改定について:あなたへの影響は?

2017年1月1日より、政府がペンションに対する改定を行う事で、年金受給者の給付権利が減少すると見られています。この変化があなたにどんな影響を与えるか、しっかりと把握しておきましょう。

資産テストしきい値の増加
資産テストのしきい値(threshold)とは、センターリンクの資産テストのもと、年金が減り始める前に年金受給者が保持できる資産額のことです。下の表は、2017年1月1日からの新しいしきい値を示しています。

家族構成 資産テストのしきい値(threshold)
独身、住宅保有者 $250,000
独身 非住宅保有者 $450,000
カップル 住宅保有者 $375,000
カップル 非住宅保有者 $575,000

テーパ率の増加
テーパ率(テーパ比)とは、資産が増加するにつれてペンションが減少する利率のことを指します。2017年より、テーパ率は1ドル50セントが、3ドルに変更されます。これは何を意味するかというと、受給者が受け取れるペンションの最高額が、資産テストのしきい値(threshold)以上の資産1000ドルあたりにつき、3ドルずつ減少していく、ということなのです。

今回の改定があなたのペンションに与える影響
資産テストのしきい値(threshold)が高いと:
•資産価値がしきい値の辺りにいるペンションの受取人には、ペンション受給権利の増加が見られる。
•資産がしきい値を越しているペンションの受取人は、ペンションの額が減少、もしくはテーパ率増加の影響でゼロになるケースもある。


定年を迎えたベティさんとジョンさんのカップルは共に68歳、持ち家があります。二人には合計で82万3千ドルの資産があり、現在はペンションから500ドルを2週間ごとに受け取っています。2017年1月まで資産額が変わらない場合、彼らのペンションはゼロになると考えられます。資産の増減があった場合、新しいルールは依然彼らのペンションにインパクトを与え、様々な資産レベルでのペンション受給権にも影響が出ることでしょう。

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ファイナンシャルプランナーにご相談ください
ペンションの変化は受給者に様々な意味で影響を及ぼすことでしょう。あなたの受給権に関して起こりえるインパクトを想定する為に、そして、この変化を和らげれる戦略法を見つける為にも、是非ファイナンシャルプランナーにご相談ください。